現職で丸4年勤務

俗に言う勤続エントリですが、ふりかえってエモいこと書くというよりはドライに書いていきます。

技術力

純粋に入社地点ではクラウドインフラ入門者程度のところから、インフラ、データのリードエンジニアになりました。4年もやってればそうかもしれん。

委任を受ける的な意味では上司+α状態からブログレスバーのように徐々に自分がリードとしての役割が来たような感じです。現在上司はマネジメントたまにこぼれ球という感じ。

今年の大きい仕事といえばデータ基盤をAthenaからSnowflakeに移行しました。

データ基盤をAmazon AthenaからSnowflakeに移行しました

活用はこれからです。転職に使えそうなネタに育つのももう少し先だと思います。
(導入しましただけでは弱く、導入してどう事業に影響を与えたか大事なので…)

良くも悪くも現職はテック企業でない

IoTデバイスがある分、営業とオペレーションがメインな感じです。
更に自動車のIoTデバイスでデータもそこそこありますが、扱っている技術は一般的なWebサービスの域を出ていません。

ML等々ですごいことができたらお金になるのかというと、鶏卵問題みたいな難しさもあり、長期的に見れば技術力アップは必要だけど、技術力がポンとやってきたところでお金になるのかというと絶妙です。
会社としてMLのプロジェクトを有識者に業務委託しながら色々な側面からPoCを数年やりましたが、精度も去ることながら、マネタイズの部分も結構苦戦し、凍結となりました。

とはいえタイミングは訪れる気配はあるので、それまでに少しずつ現実的なデータ活用を一段一段高度にしていくというアプローチでMLのような技術力をつけていきたいなーとは思っています。

インフラからデータエンジニアが主体に

インフラもデータもリードの立場として振る舞っていますが、特にインフラに関してはアプリケーションエンジニアもできるようにしようという動きがあり、部分的に移譲していってます。
(ちょこちょこ教えたメンバーが離職していったりもしましたが…)

インフラも整っているかつ事業上、急な改善が必要ではないので自ずとやることは減っています。
4Qのなかで1Qはインフラ、3Q程はデータみたいな比率でやっています。

オンプレサーバー管理の社内SEがファーストキャリアだった自分としては、インフラも細々でいいのでやっていきたいなーという気持ちがあります。データインフラもインフラといえばインフラですが。

未だにバックエンド周りの知識をキャッチアップできず来てしまったのが課題ではあります。
(簡単なPythonスクリプトとかは作れるのですが…)
流れ的にはバックエンドやらないままPythonで統計ないしMLをやると思う。

信頼貯金とドメイン知識

現職のドメイン知識は

  • 車両に取り付けるIoTデバイスの知識
  • 車両の知識
  • 与信補強の側面があるため、金融商品取引法と割賦販売法の知識が必要
  • プラットフォームで使っているマイクロサービスと、サブシステム
  • 日本に加えて3ヶ国海外展開している
  • なんだかんだで会社が11年目なので、歴史的経緯とかもある

ざっとこんな感じです。他社ももちろんドメイン知識が必要でしょうが、入社歴にある程度比例してドメイン知識の蓄積があるでしょう。

4年もいれば、スタートアップなので勤続年数が長い順に並べたとき上位半数に属します。
良くも悪くも社員数は横ばいくらいで推移し、人間関係としてもぬるぬるとやれるので楽できます。

データ基盤の移行も現行を熟知しているからこそなんとかやれたところがありますし、
今までの移り変わりを見ているからこそ、データ活用も的を射ている提案がしやすい状況にあります。
社歴が浅い人から見ればフィーバータイムです。大きなことを成し遂げられそうな気がします。

いつまで現職で働くか

ここ1年はデータ基盤の移行で手一杯だったこともあり、例年より転職市場に出る機会を減らしました。
移行した以上、活用しないとアピールポイントとしても、やり切る的な面でもマイナスなので、少なくとも活用が花開くまでは派手に考えないかなーという気持ちはあります。

ましてや自分は色々なレバーを倒さないムーブをしているので。。

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週休3日で働きたいが、対応企業が少ない & 育休が近いので、主張はしていくけど、飛びつくかというとタイミングが悪いという状況です。でも選択肢としてはもっと増えてほしい。
実家への仕送りのためにやってる個人事業も、最低限は軌道に乗ったし、仕送りのピークも超えてきたような気がしたり気がしなかったり。(仕送りが一段落してのんびりできれば週休3日じゃなくても良いのかもしれん)

ぶっちゃけ第二子の育休後に転職するか、マイクロ法人の社長になるかというところまでは、動かない気がします。

エンジニアのキャリアとしては現職だとリードより上の立場には行けない & メンバーもそこまで増えないので、先程のようなより深いデータ分析を内製でやっていくような領域を増やしていく感じになると思います。

上場とストックオプション(SO)

現職はスタートアップなので上場を目指しています。一応求人ベースでもIPO準備中とあります。

SOもとあるタイミングで付与があり、そこそこ先の第二子の育休完了まで在籍していれば流石に現金化できるんじゃないかなーって思っています。
それでも速攻で転職して年収アップしたほうが入りは多い気がします。上場タイミングも去ることながら株価なんてどうなるか分からんし。

金銭的な面もありつつ、ここまで来たら上場したときの変化も見ておきたいなーというのはあります。
計画は経営状況と情勢によって変わるので、本当にいつ上場するのかは正直メンバーじゃ分からん。

昇給話

去年に人事評価制度が変わってから今年の4月に初めて昇給しました。
(会社の納得のできない決定に噛みついていたからでは?という疑念を捨てきれないですが笑)

そこそこドカンと上がり、年収ベースでは自分の人生設計上の1つの目標を超えました。
(肌感週5勤務で転職活動したときの上限値は-100万くらいです。)

現在の人事評価制度だと数年に1度ドカンと上がる設計なので当面はそのまんまな気がします(遠い目)

前職が単価連動のSESで多少高い状態から入社し、増加額で言えば丸4年で+70万程(昇給回数2,3回)です。
ITエンジニアという括りでは少ないかもしれませんし、一般的な企業からすると多いとも言えると思います。

自分自身はこの1年はこの金額で満足しますが、来年、再来年と次の昇給が来なければ来ないほど「報酬に見合った働きをする」という気持ちが大きくなる気がします。

とはいえ今年はデータ基盤の移行をやりながら裏では団地のリフォームを行い、スケジュールは押した面があるので、もう少し大人しく貢献するムーブをしないとまずいなと思っています。
(団地のリフォームのために休職したいという相談はしたが却下されたので…と言いつつ自らデータ基盤の移行検討を地味に初めてしまい、リフォームが本格化する頃には後に引けなくなったというのもあり…)

おわりに

年収とかは、Xで生々と書いている人もいれば、この記事以上にぼかしている人もいると思います。
熱狂的に仕事をしている方々からするとだいぶドライな働き方となってきています。
上司も似たような方向性を感じましたし、ある意味これがIPO準備中のスタートアップで上手く立ち回るためには必要なのかもしれません(急な正当化)

それでは良いお年を(と言いつつ、今日はもう一本記事を書きます)