費用の詳細は別途触れるのですが、500万くらいリフォームで使っています。
キッチンと浴室はさらなる費用が必要かつ、そこまでリフォームを求めていなかったので省略しました。そんな話を書いていきます。
キッチン
全体感
キッチンは父が20年ほど前に一度リフォームしており、吊戸棚は無駄に収納が多く、見た目もリメイクシートを貼れば十分使える状態でした。
これが今のキッチンです。右側の写っていない部分(後半で登場)にはメタルラックがあります。

シンクは水垢が多いので掃除は必要でした。(何なら軽く掃除した程度ではピカピカにはなりませんでしたし、錆びている箇所もあります)
排水溝はせっかくなので交換しました。
ちなみに古いマンションキッチンは以下のように、配管が壁側に固定されており、従来キッチンをはめ込み、排水を繋げば良い形になっています。

システムキッチンにするとそれだけでざっくり100万かかり、従来キッチンを入れ替えるだけでも20-30万円程かかるという見積もりでした。
夫婦共々手の込んだ料理をあまりせず、ダブルワークしているのもあり、在宅時は冷凍弁当が多く、料理するときも焼く系はウォーターオーブンレンジのヘルシオで調理することが多いため、あまり使わないキッチンにお金をかけてもなぁと言うことでキッチンのリフォームは派手に行わないことで意見が一致しました。
ガスコンロ
ガスコンロはビルドインではないので、後付、使わないのでグリル無しコンロ、2万円台は色が黒しかなく、高火力でシンクの色と同じシルバーがあったので4万くらいのRinnaiのバーモ(LPガス用)を買いました。
以前の賃貸のときに使っていた都市ガス用のパロマのラ・クックは土鍋炊き自動調整やタイマーがあり便利でしたが、これはシンプルに高火力・高耐久性らしいです。
奥に物が落ちないように、純正のガードを買い、メイティングテープで塞いでいます。
距離的にグレーですが右側はタイル&コンクリート不燃材なので大丈夫でしょう(あまり使わないし)
左側は一応、ステンレスのスペーサーが入っております。

換気扇
もともとの換気扇は壁に直接付いているタイプで、昔ながらの換気扇か、ターボファンと呼ばれるタイプの換気扇か、壁を20-30cm程ふかして今風の換気扇にするかのパターンになります。
従来タイプの換気扇にそれっぽくした形

我が家のターボファンをつけたタイプ
うちはもともと父がターボファンタイプの換気扇をつけており、これの入れ替えをした形。
壁紙剥がす前にペンキ塗ったのですが、天井の壁紙やった後若干剥がれ(仕方ない)、自分がサボって補修していないのがわかりますねw
既に棚が上も左もついている状態でつけるのは若干苦戦しましたし、配線の取り回しも上の棚から回したりと大工さんと調整しながら施工してもらいました。

幸いにも換気扇にマグネットがつくので奥に調理器具と横にペーパータオルを付けています。
ピンクのタイル部分をアルミ複合板やキッチンパネルで見栄えを良くする手もありますがやりませんでした。
交換前の状態(動画から切り抜き)質感が古いのとファンがオンオフの1段階しかない。

システムキッチンのパターン(間取りは正反対。リフォーム中の家を見学)
排気ダクトを回すために壁を300mm程ふかしている

システムキッチンにすると費用がかかることもありますが、上のようにキッチンの幅が20-30cm減ってしまうのもネックの一つです。
キッチン全体の幅が3520で2400のシンクをいれると残りのサイズが1120で、今だと2人用の冷蔵庫480と食洗機600のラックを置くとぴったりになります。
これがもう少し大きい冷蔵庫になると、食洗機はシンクに重ねる形にする必要があります(システムキッチンにすればビルドインにできるでしょうが…)
父が選んだシンクの幅が無駄に広く900あり妻からは不評かつ、食洗機が出っ張るときの置き場が無いので絶妙です。
電子レンジも480なので冷蔵庫の上が納まりが良いです。
また父がめいいっぱいに吊戸棚を付けたことで、冷蔵庫の高さも1800以下にする必要があります。
冷蔵庫問題は将来的にどうするかは今も悩みどころです。今のところ料理を頻繁に行わないこともあり、冷蔵庫のサイズはこれで足りています。
今は反対側の情報棚の下に冷凍専用にした冷蔵庫を置いているので、でかい冷蔵庫はここに収めたほうが良いかもしれません。(炊飯器の上に板一枚挟んでルーターがあるのはあまり良くない)

アコーディオンカーテンとLANケーブルを通すために伸ばした壁がいい感じに冷蔵庫の背面の納まりを良くしています。
冷凍専用にした冷蔵庫についてはこちら。無理させている分、音は苦しそうです。
吊り戸棚のリメイク(未実施)
ちなみにキッチンの吊り戸棚に貼ろうと思ったリメイクシート(リアテックシート)は買ったものの貼らないまま1年経ちました…
廻り縁?(未調査)と隙間防止テープ(製品自体は見つけた)と下のやつ(名称不明。これは塗装かな)、も取り替える必要があり、中途半端にならないように準備が完璧になったらやろうと思い、そのままになっています。

細かいですが、キッチンの照明は新しくしました。パナソニックの紐ではないタイプのカバー付きライトです。料理するときに、この照明と、換気扇の照明を使うといい感じになります。
キッチンはライトの元が手前と奥の2箇所あり、手前しかシーリングライトを付けていません。(そのため奥は若干暗い)ライティングダクトレールつける案もあったのですが、妻が求めてなく見送りました。
あとリフォームついでに食洗機の排水を排水溝直結にしようと思っていましたが、面倒になり辞めました。
触れるタイミングを逃しましたが、(電気工事士編で触れた気もする)将来IHを使いたいときのために200Vを引き込んでいます。20mmを引いたので20Aまでですね。
リフォームの費用と冷蔵庫と食洗機の納まり的にやらない気もするのですが、電気の引き込みはやれるときにやっておいたほうが二度手間にはならないので。(パナソニックのKZ-E60KGなどの据え置きIHなら200Vをいい感じに延伸すれば可能です。)
リフォームでIHにしている家も見ましたが、電気が東京電力としては最大60Aないし、管理事務所的には1家庭40Aという話もある中で30AのIHを使うのは結構厳しい気もしています。
給湯管(未実施)
ここの団地は給湯管がお風呂場からコンクリート埋設でキッチンまで来ています。管理事務所の人いわく、銅管で更生もできないのでぼちぼち漏水があり、キッチンでお湯を使いたい場合は、無理やり管を新設するか、ベランダにガス給湯器を新設し引き込むか室内に電気湯沸かし器を置くパターンを取る人がいるようです。自分は先送りにしました
ちなみに最近見たスケルトンリフォームの業者は木が埋まっていた隙間をうまく利用してトイレ経由和室経由でキッチンに給湯管を隠蔽で新設していました。
アコーディオンカーテン
どこで出すか迷っていたネタですが、ここで出します。
もともとは6畳のキッチンと6畳のリビングが部屋として別れています。

近しい画角のビフォー。団地の初期はふすまで、上にもふすまがあったのですが、父がベニヤで塞いで壁紙を貼ってありました。

奥の部屋(画像で言う右側の方に部屋がある)にはベランダが無いためエアコンの室外機を置くスペースがなく、エアコン無しにするか、この部屋から配管を持ち込むか、窓用にするか、窓を開けたところにある手すりの200mm程のエリアに無理やり室外機を置くかのどれかになります。うちの場合はリビング経由で冷媒管を持ち込んでいたため、リフォームでこの壁を完全になくすと冷媒管を固定できなくなるので、今のような形になっています。
反対側の様子。エアコンはダイキンの1台の室外機で2台の室内機を使えるタイプのマルチエアコンを使っています。

よくあるリフォームだとリビングとキッチンを完全につなげてLDKとする場合が多いのですが、冷媒管のルートの兼ね合いと、料理中はエアコンで冷えた熱が排気されたり匂いがリビングに流れるのも微妙かなというのもあり、NODAのアコーディオンカーテンをつけています。ここは多少費用がかかっています。
食洗機動かしながらリビングで映像を見るときも静かになるので良いです。
将来的に子供部屋兼リビングにするときなども開けたり締めたりできる方が良いだろうという見込みもあります。
キッチンでだいぶ長くなりましたが、お風呂に続きます
お風呂
団地のお風呂の制約
団地あるあるの給湯器が浴室にある穴から出ているタイプ(壁貫通型)の場合、ユニットバスはタカラスタンダードの広ろ美ろ浴室か、おいおい知ったのですが、TOTOのWBシリーズが選択肢になります。(自分調べ)
大体見かけるのはタカラスタンダードのタイプです。
賃貸で使ったのですが、画像左側のステンレス?の防水パンの上に浴槽を置くので、浴槽の下は掃除がしにくく髪の毛が浴槽の足に引っかかります…
更に賃貸は前の利用者が目皿の掃除をサボりがちだったのかゴミが溜まって、クリーニングでも見逃されたっぽく、住み始めてから浴室が生臭い匂いがすると思ってエプロンを開けたら………シャワーヘッドと手で掃除したら拳1つ分くらいのゴミが出てきて、不動産屋にも文句を言いました。
(貸主負担でクリーニング入れてほしかったですが、ある程度取れ、担当が訪問しお詫び+しょぼい掃除道具で着地しました。クリーニング費用が通常通り貸主負担かつ1年で退去ということもありそれ以上は言いませんでした)

そんなトラウマもあり、タカラスタンダードのユニットバスは一長一短だなと感じていました。
TOTOの方は浴槽側には水が行か無いようです。
ただどちらのユニットにしろ、浴槽の奥に壁貫通型の給湯器が来るので、10-20年に一度給湯器が壊れるか、交換するときにはユニットを軽くバラして浴槽をどかす必要があります。
(DIYだと一度やったことがないと荷が重い)

どのみち行う場合およそ100万円かかり、今のお風呂は父がある程度リフォームして使える状態のため見送りました。
今の状態
ちょっと写りが暗い


(カメラなのか脱衣所のライトの影響か四角い範囲で一部白っぽくなっている)
床・給湯器
床はリフォームより前に自分で東リのバスフロナーレを施工済みの状態です。
浴槽側は更に前にグレーだった上にタイルの色に近いベージュの防水ペンキを上塗りしています。
壁貫通型の給湯器もそのあたりで変えています。

天井・扉
天井は大規模修繕のときに微量のアスベスト含有板を撤去してもらいフクビのバスパネルにしました。
扉は父が交換していたものの折れるタイプではなかったので、今時の中折タイプの扉に変更しました。
マグネット対応壁
浴室の壁の1面はガルバリウム鋼鈑+アルミ複合板 + リメイクシート(リアテックシート)でマグネットが付くタイプにしました。
アルミ複合板のみだと見た目は良くなるのですが、磁石につかないため、表にガルバリウム鋼鈑を貼り、表面はリメイクシートを貼ります。逆にするとアルミ複合板の厚み分、鉄が遠くなりずり落ちるリスクが上がります。
アルミ複合板とガルバリウム鋼鈑は先に接着。これを浴室に合わせてカットし接着した後にリメイクシートを貼りました。
最終的にマグネット面が狭いものはずり落ちますが、広いタイプなら耐えてくれます。
リメイクシートは大きい面をはろうとして1度失敗、やり直したけど失敗で、やり直したい気持ちはありつつ心が折れて、少し奥がよてた状態でそのままになっています…特に壁際は壁紙のように余らせようとするとほかが歪むので、壁際は小さく貼ってから、広い面は完全に平らな状態で貼るのが良さそうです。
もしくは浴室に貼る前にリメイクシートも貼り、隙間はコーキング仕上げ失敗を減らすなら手です。
コーキングも仮のものを塗ったためカビやすく地味に面倒な状態です。1年経ってしまいました…
10年後を目処にユニットバス工事をする可能性や、タイルもそこまで割れていないのもあり、1面以外はタイルのままにしました。
露出配管が多く施工難易度が高いのも理由の一つですね。
浴槽も交換見送り
そこそこ石鹸カスが外側に残っていたり、内側もそれなりの使用感がありますが、まだまだ使えます。
浴槽も10万するため交換は見送り、研磨してコーティング剤を塗ろうと買ったのですが、未施工のまま1年経ちました。
窓・換気扇も見送り
窓もカバー工法で変えることはできるのですが、賃貸でもカバー工法で交換済みの浴室の窓からか別の場所か不明ですが夏はコバエが少し侵入してくるので、変えませんでした。
カバー工法で変える場合で、開閉もしたいとなると、この板状のガラスを開くタイプしか無いようです。くるくる回して開閉するので最後まで閉まったか不安になります。
先々換気扇をつける可能性も交換しなかった理由の一つです。

DIYで浴室に換気扇をつけることも候補としてはあったのですが、リスクと手間を踏まえて、サーキュレーターを脱衣所に付けました。
サーモスタット
LIXILのエコアクアシャワーSPAとサーモスタットがセットだと4,5万くらいで(シャワーヘッドを単品で買うのと同等の値段くらい)で買えるので買いました
セットだとシャワーヘッドがかなり安くなるのは謎です。

サーモスタットは普通のものです。
意気揚々と取り付けたのですが、シャワーヘッドのほうは妻から節水かつ裏から空気を取り込むからなのか水圧が弱いため不評で今まで使っていた2千円くらいの節水タイプだが水が勢いよく出るタイプに戻しました。
たまに気が向いたときに付け替えて使っています。
ライト
ODELICのSH9086LDという商品で、スイッチをカチカチやると電球色と昼白色が切り替わるタイプにしました。
https://www.odelic.co.jp/search/DispDetail.do?volumeName=00002&itemID=t000100070825

妻は浴室は白っぽくないほうが良いらしく電球色がメインですが、掃除のときや気分を変えたいときに昼白色に変えます(せっかく割高の切り替えられるタイプにしたのでw)
終わりに
相変わらず長くなりました。
残りは「細かい内容」、「構想・設計」、「費用と日程感」が残っています。
書き切る前に修繕積立金の値上げを主とした修繕積立委員会の委員長になってしまい、来年5月に値上げの決議が取れるかどうかという話も出てきて、順風満帆に行かない団地生活。やりきれなかったリフォームも一部ある中で、書ききるのとどちらが先に終わるかという状況です…