DNSサーバーをさくらのレンタルサーバーからAWSのRoute53に変更した

モチベーション

  • ドメインをお名前ドットコムからAWSに移管したいので下準備
    • これをやることで、移管に伴うアクセス断を防げる
      • さくらでDNSサーバー使ってるので回避できたと思われるがどうせ移すので問題なし
  • さくらから移すことでサブドメインを作ってAWS内で気軽に遊びやすい
  • DNS普段触らないので復習も兼ねて

お断り:お名前ドットコムの皮肉が含まれています

構成

元の構成

  • ドメイン:迷惑メール・迷惑SMSを送ってくるお名前ドットコム
    • mxドメイン(メキシコのTLDだが誰でも登録できる)が当時は買えるところが少なかった
  • レンタルサーバー:さくらのレンタルサーバー(スタンダード)
    • ここで本ブログのWordPressが動いている
    • ついでにおまけのメールサーバーも動いている。たまにGmailを教えたくないときに使う
  • DNS:さくらのレンタルサーバーの無料サービス
    • ドメインのNSレコードをさくらのレンタルサーバー指定のものにすることで、簡単に独自ドメイン運用ができる。
    • ただしサブドメインを作ることができなくなるのがネック。(無料だからかレコードを自由に作成できない)

今の構成

  • ドメイン:迷惑メール・迷惑SMSを送ってくるお名前ドットコム
  • レンタルサーバー:さくらのレンタルサーバー(スタンダード)
    • この構成でも適切に設定することでおまけのメールサーバーも使えた
  • DNS:AWS Route53(有料)
    • 0.50USD ホストゾーンごと / 月
    • 0.40USD 100 万クエリごと – 最初の 10 億クエリ / 月

最終的な構成(予定)

  • レンタルサーバー:さくらのレンタルサーバー(スタンダード)
    • Lightsailに移すかは検討中
  • ドメイン・DNS:AWS Route53
    • ドメイン代もドル建てなのか何なのか若干AWSのほうが安い

手順

DNSだからビビる部分もありつつ、やることはかなりあっさりしている。

もともとさくらのレンタルサーバーにDNSサーバを移譲するため、さくらで指定されるNSをお名前ドットコムのドメインのNSに設定していたので、人によっては作業が違うかもしれない

あんまり意味がないけど一部黒塗りにしている

さくらのレンタルサーバー

ネームサーバー設定を開く
登録済みゾーンを開く
設定されているレコードを確認する。次に使うのでこの画面を開いておく
IPv6対応しているのは地味だけど嬉しいポイント

AWS Route53

ホストゾーンの作成から、レコードを1つずつ入れていく。先程開いたレコードを入れていく。
A(AAAA)レコード設定すればブログへのアクセスはできる。
MXだけは、さくら内のドメインを指定しないとうまく行かなかった。
(wwwは一旦スルー。mailはとりあえずコピったがMX同様に@ではだめな気もする。そもそも不要だと思う)
ここのNSをお名前ドットコムに登録する

お名前ドットコム

まずはログイン

オッテメーいい度胸してんねー
その他のネームサーバーを使うにRoute53のNSを4つ登録する。
ここはもともとはさくらのNSを指定していた。

切り替わりを確認する

  • digやnslookupでNSがRoute53に書き換わったか確認
    • DNSサーバによって書き換わるタイミングは色々異なるので注意が必要
  • ブログのアクセスが問題ないか確認

終わりに

とりあえずドメイン移管の下準備ができました。今回の更新こそはお名前ドットコムを捨てることができそう。

業務でAWSを使いつつも個人はなんだかんだ使ってなかったので、これを期に色々使うようになっていきたいところ。
さくらのレンタルサーバー→Lightsailの移行は思い浮かぶけど、WordPressの移行は腰が重い…
単純移行なら費用はそのまま。CloudFrontとか使えばレスポンスはかなり良くなりそう。