未経験ITエンジニアの資格と生成AI

スナップショットとして書き残したいので雑に書く

mentaでフロントエンドエンジニアからAWS学習の相談を受けたが生成AIやその他学習サービスの利用を勧め断った

生成AI登場前、現役エンジニアが教える場に出ることが大事 & ちょっとした副業としてmentaをそこそこ時間を掛けてやっていた時期があります。
今は個人事業のほうを優先するため依頼が来たら受けるみたいなスタイルで、年1-3回程度しか受けていません。

https://menta.work/user/35150

↑です。インフラエンジニアないしSREとしてAWSを中心としたサポートに加えて、キャリア相談、エンジニアとしては珍しいライフプランの相談に...

生成AI登場前からmentaは依頼が来たら受ける程度になったのですが、いよいよ生成AI登場で、簡単な課題解決はいらなくなったなーと感じます。

逆にキャリア相談などは依頼する価値があると思うのですが、それも生成AIで壁打ちしてからのほうが実になる場になる気もします(壁打ちして満足する場合もあり、その場合本質的に良いのかというのはあります)

また、伴奏して1から10まで教えるタイプのものは、現役エンジニアがやるよりも、既存の学習サービスを利用して、それでも行き詰まったときに相談する程度が良いです。
今回の場合はざっくりと学習計画からの相談だったので、学習手段の計画は生成AIで壁打ちして、満足しなかったら依頼するほうが良いと思い、生成AIの利用を勧め断った次第です。

極端な話だと裏側で生成AIを叩くだけで、中間マージンを取っているやつみたいな感じで、自分の価値を出せないですし、報酬としても1回の相談でChatGPT1ヶ月分より高い値段ですので、内容によってはもらっても嬉しくない報酬となります。

分かったこと

  • ジュニア層の一部は生成AIの利用に慣れていない
    • もしくは以前同様に問ないし分からないことに対する言語化が弱い
  • 問の内容が浅い(生成AIでも答えられる)質問が来ると、自分が答える価値を感じない
    • 特にmentaなどの他者へ一からサポートを受ける場合だと、事前に問を研ぎ澄ます必要がある(ある意味ジュニア層は苦手とするところだが、生成AIを使えば行けるのでは…?と)

ITエンジニアを目指す未経験者の資格取得

質の低いスクールは淘汰され、リスキリングや雇用・労働教育訓練給付制度の対象として生き残るスクール、質で勝負するスクール、その他に分かれました。

イッセンマンのバブルは弾け、運良く実務経験を得たもの、SESで一歩踏み出せたもの、悪徳SESでコールセンターなどをやるものに分かれました。

現職もジュニア層(経験1年)の筋の良い人なら採用したいというレベルまで採用に行き詰まり、Xでそういう層を一時期はウォッチしていました。
イッセンマンのバブルは弾けたものの、異業種からITエンジニアを目指す層は一定存在し、界隈では似たような話題が常に繰り広げられており見ているだけでも疲弊していきます。

  • 資格を取りまくっている未経験者
    • 最低限の資格を取った後は実務経験を得る方向に動かないと、時間の使い方が下手&単なる資格取得しかできない人という印象。
    • ブレインダンプの疑いがあるサイトの問題集改変と購入者との一悶着
  • フルリモート希望など希望条件が多い未経験者
  • 年齢的に厳しい未経験者
  • ネガティブなXアカウントの未経験者
  • どうしても入ってくる情報商材屋
  • 雑なリプライを送るエージェント

仕事ではGithub Copilot プライベートではCursor

仕事では言われるがままにやって冷や汗をかくみたいなことをしてます。

ずっとインフラでバックエンドやフロントが書けないのがネックだったのですが、Cursorで個人事業のほうの欲しいサイトを作り始め、最低限動作させるとまで行けました(完成はしていない)

いよいよ未経験者がやるポートフォリオ作成みたいな基礎知識 + 個人的アイデアを盛り込むちょっとした応用力 のサイトはAIコーディングでやれてしまう時代になりました。
サービスを作るに当たり、コードとデプロイ以外でいうと、どこまで課金する、設計、実データの用意とか中身そのものの用意や、公開後の宣伝的な部分がネックになってきました。

「生成AIへの問いかけ力より、AIエージェントを使いこなす力に全振りしたほうが良い」みたいな思考実験も出てくるようになり、シンギュラリティないし、パラダイムシフトの真っ只中という感じです。

AI全振りみたいなキーワードも発信者が意図した意味も捉え方もピンキリで中々厄介ですが、個人的にはスマートフォンの出始めのようにぼちぼち触れば最低限問題ないと思っています。

もちろん当時のスマホアプリ開発のように振れば得られる領域もあるかとは思いますが、活路が見えていないのであれば無理に全振りはせず、やるとしてもぼちぼち触るのに加え、基礎として統計などの知識を蓄える程度が程よい距離だと思います。